この度プラップジャパンより、ご好評いただいておりますソーシャル分析サービス『ディープ・インパクト・スコープ』より、最も気軽に活用できる便利な機能「リアルタイム反響分析ダッシュボード」をご案内いたします。
リアルタイム反響分析ダッシュボードとは:
広報において注視すべきSNSの投稿やデジタルアクション、ウェブメディアの各指数や言及内容を、リアルタイムで解析できるHTMLレポートです。常に関心のあるテーマの最新の情報を取得し俯瞰的な理解が可能です。
今回はバレンタインデーに関するWEBニュースを対象に以下の切り口で、全体版とTV/5大紙/通信社/ビジネス誌抜粋抜粋の2ページご用意いたしました。
・全体概要(記事数、エンゲージメント数、推定リーチ数)
・エンゲージメント時系列推移
・記事タイトルワードクラウド
・本文ワードクラウド
・媒体別エンゲージメント数ランキング
・記事別エンゲージメント数ランキング
ディープ・インパクト・スコープとは:
企業が情報を届けたい既存ターゲットだけに留まらず、今後届けるべき潜在ターゲットを高度なAIを活用して詳細に特定・解析し、適切な戦略に導くSNS分析サービスです。
世界的なソーシャル分析プラットフォームであるTalkwalker株式会社と共同開発した新サービスで、最先端のAIを搭載したSNS分析ツールTalkwalkerの機能と、当社独自の分析モデルTarget/Impact Cycle Modelを用いて開発しました。
▼リアルタイムダッシュボードから読み取る、バレンタインデー分析サマリー「義理チョコから、男女問わず個人的な愛を送る推しチョコへ 」
1,全体概要
2024年1月14日から2024年2月20日にかけてのバレンタイン関連記事を分析することで、消費者の共感傾向とメディアの影響力を明らかにすることを目的としています。分析対象は、記事タイトルまたは本文の初めの50文字以内に「バレンタイン」というキーワードが含まれる52,563件の記事です。これらの記事は、合計エンゲージメント数169,359を記録し、5,879のメディアによって確認されました。
2,記事別エンゲージメントランキング
52,563件の記事の中で、エンゲージメント数(共感指数。Facebookのいいね!、Facebookでのコメント、FacebookでのURLシェア、Twitter上でURLが含まれるツイートの合計)が高く最も共感された上位25位を抜粋しました。
傾向としては、スイーツそのものの新情報というよりも、”特定のブランドと人気キャラクターや有名人とコラボレーション施策”が高い共感を呼び、ランクインしました。
特に、ブルガリ×中島健人、ローソン×ゴディバ、ヴィヴィアン・ウエストウッド×サダハル・アオキ、dinos×アイドルマスターシンデレラガールズ、ナタリー×ボボボーボ・ボーボボのコラボレーションは、顕著なエンゲージメントを獲得しました。
3,合計エンゲージメント数 ランキングからみるバズを牽引するメディアの特定
関連記事を確認した5,879のメディアの内、合計のエンゲージメント数が高い上位25メディアをランキング形式で掲載しています。ここでは、まずバレンタイン関連コンテンツで特に目立つメディアはファッションプレスで、最も重要なターゲットメディアであることが読み取れます。他に、livedoorニュース、PRタイムズ、Yahoo!ニュースもバレンタインコンテンツで高いエンゲージメントを記録しています。加えて、モデルプレスやファッションスナップ.com、ナタリーのようなファッションとカルチャー系メディアも、少ない記事数ながら質の高さで注目されています。ナタリーはストアサイトを含めて重要な役割を担っており、西武そごうの公式サイトもバレンタインのオウンドメディアとして効果を発揮しています。
4,分析からみるバレンタインデーのトレンドの変化:
”女性が社会的な義務を果たす義理チョコから、男女問わず誰もが個人的な愛を送る推しチョコへ”
取得したエンゲージメントの高い複数の記事の中から、バレンタインデーに関する流行をテーマにした記事を読みよると、バレンタインデーに贈る動機が「義理から推しへ」完全にシフトしたことが見受けられます。
つまり、人々は義務感からではなく、共感や個人的な興味に基づいて贈り先を選ぶようになっています。既に一部のSNSやWEBメディアが言及してきたテーマではありますが、今年は新聞やテレビの電子版でも同様の言及がされ、マス層にもこの考えが浸透したようです。ファンが推すキャラクターや有名人とコラボした商品の記事に高いエンゲージメントを示している点もこちらが要因と考えられます。
さらに、男性が自分自身のために、製造技術や素材へのこだわりを持つ高品質なチョコレート(俗に「俺チョコ」と呼ばれる)を選ぶ傾向もあります。これも、バレンタインデーの慣習が変わりつつあることを示しています。かつては女性が男性にチョコレートを贈る日であり、「義理チョコ」の文化がありました。義理チョコは、恋愛感情と無関係に社会的礼儀や職場の人間関係を維持するために行われるもので、しばしば社会的な義務として捉えられていました。
しかし、近年のトレンドはこの「義理チョコ」文化から離れ、より個人的な選択に基づく贈り物にシフトしています。数年前、大手外資系チョコレートメーカーが「義理チョコやめよう」と意見広告を提案し賛否を呼んだことがありますが、今では「脱義理チョコ」の流れが確立しつつあるようです。
この流れを踏まえチョコレートメーカー広報部は、以下の様なポイントを踏まえ施策を検討する必要があるでしょう。
①「自分を推す」プロモーションの推進
自分へのご褒美チョコレートとして「#ジブンオシ」キャンペーン。憧れのあの人だけでなく、一番頑張っている事を知っている自分自身をねぎらい、自分自身をほめるためのチョコレートを選ぶことを奨励する。
②個人的な趣味と自己表現を重視するプロモーション
バレンタインデーの贈り物を選ぶ際、男女の枠を超え、個人的な趣味や好みに合わせたチョコレートのセレクションを提案します。これには、趣味や興味に基づく様々なテーマ(例えば、サウナ、キャンプ、登山、等)を取り入れた商品ラインナップが含まれます。
③義務感に頼らないコミュニケーション
義務感にかられる表現はNGとし、消費者が心から共感や愛情を込めて選んだ贈り物を送ることの大切さを強調します。キャンペーンや広告では、贈り物は「義務」ではなく、「喜び」であるべきだというメッセージを前面に出します。
ex.「PRテーマ:バレンタインデーは一年で最も自分を愛し、自分に甘くなれる日」
▼参照記事
-義理チョコ離れが鮮明に バレンタイン「職場の人に」渡すが過去最低
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000336024.html
-推しに愛を贈る「推しチョコ」 浸透中 バレンタインの新たな楽しみ方
https://mainichi.jp/articles/20240124/k00/00m/040/323000c
-目当てはシェフ?広がる“推し活” 2ショやサイン「日本文化に」 バレンタインに異変
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000337055.html
-バレンタインは「俺チョコ」 男性客、職人技にほれ込む
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC183S70Y4A110C2000000/
-バレンタイン予算、昨年の3割増 男性も自分への「ご褒美チョコ」
https://mainichi.jp/articles/20240209/k00/00m/020/084000c
– バレンタイン、自分への〝ご褒美チョコ〟は4200円超と奮発 義理チョコ配布は14%
https://www.sankei.com/article/20240207-QAV52IN44NPRHLSCJQXED5DB6Y/
ホワイトデーをテーマとしたダッシュボードもプレゼントいたします。
ぜひ、リアルタイムの反響を確認してみてください。
▼ホワイトデーダッシュボード
https://app.talkwalker.com/app/project/53ed2091-8876-4cad-b749-34468dbc9173/shared_dashboard/export_DM%E9%83%A8_VyaB1qKT.html
プラップジャパンは、PR業界における最高品質のデータドリブンプランニングと、ファクトに基づくPDCAサイクルの高速化を推進することで、お客様の広報活動の成功を支援します。料金体系は柔軟に設定されており、各企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。詳細情報やお問い合わせについては、デジタルマーケティング部(di-marketing@prap.co.jp)までお気軽にご連絡ください。